花チャンネル

日々、私の中から生まれる詩、言葉を綴っています。

幸せという言葉

幸せという言葉には魔法がかかってる。


「幸せになる方法」
という言葉に触れたとき、私の体には何とも言えない違和感が浮き上がってくる。


「幸せ」になる・・・。


「今」のあなたはどこにいる?


それは今幸せではない
「今の自分」を否定する事からスタートしている気がする。


人は変化する。
自然は変化し続ける。


その自由な変化に一定のラインを引いて
ここから「幸せ」
ここから「不幸」
と設定する。



「自然」は変化を良しとする
「幸せ」は一定方向のみへの変化を良しとする。



気持ち悪い。


なんて不自然なんだろう。



今の自分を踏み潰して未来にある幸せというものを掴もう、あるいはラインを超えようとしている人達。






最近知人に「自己啓発セミナー」なんてものに誘われてしまった私。


パンフレットを見ると出てくる違和感。
言葉にならない感覚。


その感覚を言語化したいと思って参加しました。



会場で見た
「目をキラキラさせて自己否定する人」
「この人達を導く私は素晴らしい」と陶酔する人



私の心の中で鳴り響く、「ここ、嫌だ」という声。
動悸、吐き気という体からの最終段階の警告。



途中で退席しました。


言語化どころかダメージを受けてしまいました。




「幸せ」という言葉は
「祝福」であると同時に
「呪い」でもあるんだ。

言語化はできました。



少しだけ
「生きづらい社会」
というものを理解できた気がします。


今の自分を肯定する事さえできれば、自然体でいれば
物事は滞りなく流れていく。
自然に、緩やかに。


自分の感性の声をより深く聞こう、大切にしよう、そう思う出来事なのでした。