私から見えるけしき
私から見えるけしき
私から見えるけしきはいつも変わる
そこにある空、そこにある木、そこにある小物
いつもそこにあるもの
でも変わる
私は一つの目をもっているけれど、変わらない心を持っているんじゃない
心に映るけしきはいつも変わる
今日の空に私の心を見る
今日の木はいい気持ちなのだろうか
そこにあるものは変わらないけれど、そこにいる私は今の私だ
きっと空もきのうとはちがう、けれどそれでいいのだ
今の私と、今の空、それは今だけが織り成すけしきなんだ
空が私に教えてくれる事がある
「今日はいい天気?」と空が問いかけてくる
「ええ、今日はいい天気よ」と私は答える
その会話はいつも変わらない