花チャンネル

日々、私の中から生まれる詩、言葉を綴っています。

ここは船、僕はその乗組員の一人。



この船は世界を巡る船。
でもまだ陸地に着いたことはないみたい。


外から補給がないので、船の中での自給自足でみんな暮らしてる。



でも乗組員の数がとても多いので
ここでは、一人一人違うお仕事をしてる。


畑で、みんなの食べ物を作る一人。
海で、魚を捕る人。
料理する人。
家を作る人。

たくさんいます。


僕は、娯楽を提供する人です。

日々、僕が生活してる中で感じた事を、文字にして提供しています。



そんな僕には少し心配な事があります。

僕が生まれる遥か前からあったのですが


ある人が船の壁を剥がして、カナヅチを作ったそうです。
すると、すごく生活が便利になりました。



もっといい物を作ろうと、ある人は船の天井を取ってノコギリを作りました。


ある人は、床から油が出てくる事を見つけ
ある人達は、森を切って街を作りました。




それまで、船の中の環境で生きてきた動物達は、船の中で生きられなくなってしまいました。



空飛ぶ船を空中でバラバラにして、自分達の生活を便利にして暮らしてる僕たち。


いつかこの船は落ちちゃうんじゃないかな?


そして、落ちちゃう寸前で生まれる子供たちがすごくかわいそう。

そんな事が心配です。



そんな時に僕たちに出来る事ってなんだろう。


ゆったり船に揺られながら、僕はそんな事を考えています。


この船は、人が創った訳じゃない。
この船の事を、人はよく分かってない。



この船には人に比べてとてものんびりだけれど、自分を治す力がある。
その事を邪魔しない事、自然にお任せする事なんじゃないかな。





自然と共存する暮らしをする人の本を読んでいて、
宇宙船地球号」という言葉が出てきました。


なんていい言葉なんだろう。
と思いました。

そのときに浮かんできた詩です。