自然の流れ
暖かくなりましたね。
庭先の花や、山の中にもたくさんの命が芽吹きはじめました。
毎日同じ庭を見ているはずなのに
毎日初対面の命に出会います。
もちろん、去年の春はそこにいた命が見つからない事も。
それはきっと今日出会った命の礎になったの。
それがきっと自然の流れなのだと思う。
人はどうなのかな。
先日、私の大好きは芸能の方が亡くなった。
一つの芸で生きる、本当に芸能の方だった。
彼の芸事が見れないのはさみしい。
けれど
命の循環に、有名も無名もない。
人も花も命の限り咲き
尽きれば土に還る。
その原因が流行り病だったとしても。
悪し様に言われる事が多い流行り病だけど
その中で毎日2000人以上の命がこの世に生まれている。
来年の春に、いつもと同じところに咲いているのかは
私にも、あなたにも、花にさえも分からない。
もしかしたらあなたの居る場所に、新しい命が生まれているかもしれない。
こうして言葉を綴っている今、庭の桜にミツバチが飛んできた。
1年ぶりに聞く、羽の音。
今咲いている桜に、恵みをもらいにやってきた。
命は巡る。
今なにを想い生きるのか、それが大切なのかなと思う今日この頃なのでした。